消化器内科
消化器内科
胃もたれ・胸やけ・腹痛・下痢/便秘・血便など、お腹の不調はお任せください。
消化器内視鏡専門医が、診察から胃カメラ・大腸カメラまで一貫して対応します。
胃もたれ・胸やけ・腹痛・下痢/便秘・血便などの身近な症状から、ピロリ菌感染・炎症性腸疾患まで、ご心配なときはお早めにご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 内科専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本消化管学会 胃腸科専門医
- 日本ヘリコバクター学会 H. pylori感染症認定医
1このような症状はご相談ください
消化器の症状は「様子を見ているうちに進行していた」というケースが少なくありません。気になる症状がある場合は、早めに受診されることをお勧めします。
2主な疾患と治療方針
消化器疾患は幅広い臓器を対象とします。症状・検査結果に基づき、日本消化器病学会などのガイドラインに沿って治療方針をご提案します。
逆流性食道炎
原因
胃酸が食道に逆流して炎症を起こす疾患です。下部食道括約筋の機能低下・肥満・食後すぐの横になる習慣・加齢・喫煙などが関与します。食後に症状が現れやすいのが特徴です。
症状
胸やけ・酸っぱいものが込み上げる(呑酸)・のどの違和感・慢性的なせきが主な症状です。症状が強い場合は睡眠が妨げられ、日常生活に支障をきたすこともあります。
当院の治療方針
食事(脂っこいもの・アルコール・コーヒーを控える)・就寝前の食事を避けるなどの生活習慣改善と、胃酸を抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を組み合わせます。症状が長引く場合は胃カメラで粘膜の状態を確認し、バレット食道など合併症の有無を評価します。
萎縮性胃炎・ピロリ菌感染症
原因
ピロリ菌(Helicobacter pylori)の持続感染により胃粘膜の炎症・萎縮が進行します。ピロリ菌は幼少期に主に経口感染し、日本では中高年を中心に感染者が多くいます。萎縮が進むと胃がんのリスクが高まります。
症状
ピロリ菌感染そのものに自覚症状はほとんどありません。胃炎が進行すると、胃もたれ・食欲低下・みぞおちの不快感が現れることがあります。
当院の治療方針
血液・便・呼気のいずれかの検査でピロリ菌を確認します(保険適用)。陽性の場合は抗菌薬2種と胃酸分泌抑制薬を組み合わせた1週間の除菌療法を行います。除菌成功後も胃がんリスクは残るため、定期的な胃カメラによる経過観察が重要です。
胃・十二指腸潰瘍
原因
ピロリ菌感染、NSAIDs(痛み止め・解熱剤)の長期使用、ストレスなどが主な原因です。胃粘膜の防御機能が低下し、胃酸によって粘膜が傷ついた状態です。
症状
みぞおちの痛み・食後の胃もたれが典型的です。出血を伴う場合は黒色便(タール便)・吐血が現れます。症状が強い場合や黒色便がある場合は早めの受診が必要です。
当院の治療方針
胃酸を抑えるPPI・粘膜保護薬による治療を基本とし、NSAIDsが原因の場合は薬の見直しを行います。ピロリ菌陽性の場合は除菌治療を行います。出血が疑われる場合は、緊急内視鏡対応が可能な医療機関へ速やかに紹介します。
機能性ディスペプシア(FD)
原因
胃カメラなどの検査で明らかな器質的異常がないにもかかわらず、胃の不快感が続く状態です。胃の運動機能の低下・知覚過敏・ストレス・食習慣などが関与します。
症状
食後の胃もたれ・早期満腹感(少量食べただけで満腹になる)・みぞおちの痛みや灼熱感が主な症状です。慢性的に繰り返すことが多く、生活の質に影響します。
当院の治療方針
まず胃カメラで他疾患(潰瘍・がんなど)を除外した上で診断します。食事の内容・量の調整、ストレス管理を基本とし、胃運動改善薬・酸分泌抑制薬・漢方薬などを組み合わせて症状の改善を図ります。
胃ポリープ
原因と特徴
胃の粘膜が隆起したもので、多くは過形成性ポリープや胃底腺ポリープなど良性です。ただし種類によっては悪性化の可能性があるため、大きさ・形の評価と組織検査が重要です。
当院の治療方針
胃カメラで発見し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行います。良性と確認できたものは定期的な胃カメラで経過観察します。出血や増大が認められる場合、または悪性が疑われる場合は切除・専門機関への紹介を検討します。
大腸ポリープ
原因と特徴
大腸の粘膜が隆起した病変で、腺腫性ポリープは放置すると大腸がんへ進行する可能性があります。食生活の欧米化・肥満・喫煙・家族歴などがリスク因子とされています。早期発見・切除が大腸がん予防に直結します。
当院の治療方針
大腸カメラで発見し、小さなポリープはその場で切除(ポリペクトミー)できる場合があります。切除したポリープは病理検査に提出し、結果に応じて次回の検査時期をご案内します。便潜血陽性の方は大腸カメラの受診を強くお勧めします。
過敏性腸症候群(IBS)
原因
大腸に器質的な異常がないにもかかわらず、腹痛・便通異常(下痢・便秘またはその繰り返し)が慢性的に続く疾患です。腸の知覚過敏・運動異常・腸内細菌叢の変化・ストレスなどが関与します。
症状
排便前の腹痛、排便によって腹痛が和らぐ、下痢・便秘の繰り返し、粘液便などが典型的です。緊張・外出時などに症状が悪化しやすく、日常生活や社会生活に大きな影響を与えます。
当院の治療方針
まず大腸カメラなどで器質的疾患(炎症性腸疾患・大腸がんなど)を除外します。食物繊維の摂取・規則正しい生活・ストレス管理が基本で、症状に応じて整腸薬・下痢止め・便秘薬・抗コリン薬・漢方薬などを使用します。
潰瘍性大腸炎・クローン病
原因
腸管の粘膜に慢性的な炎症を起こす疾患で、国の指定難病に指定されています。免疫の異常・腸内細菌・遺伝的要因・環境因子が複合的に関与すると考えられていますが、詳細はまだ解明されていません。
症状
血便・腹痛・下痢・発熱が主な症状です。症状が落ち着く時期(寛解期)と悪化する時期(再燃期)を繰り返すことが多く、長期的な管理が必要です。
当院の治療方針
血液・便検査・大腸カメラで診断し、5-ASA製剤(メサラジン)・ステロイド薬・免疫調整薬などで炎症を抑えます。中等症〜重症例や生物学的製剤が必要な場合は、専門医療機関と連携して治療にあたります。当院では寛解期の維持管理・定期検査を継続的に担当します。
脂肪肝・肝機能異常
原因
肝臓に中性脂肪が蓄積した状態が脂肪肝です。飲酒による「アルコール性脂肪肝」と、飲酒と無関係の「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」があります。肥満・糖尿病・脂質異常症が主な背景疾患です。また、B型・C型ウイルス性肝炎による肝機能異常も重要です。
症状
多くは無症状で、健診の血液検査(AST・ALT・γ-GTPの上昇)で発見されます。放置すると肝硬変・肝細胞がんへ進行することがあるため、早期からの管理が大切です。
当院の治療方針
血液検査・腹部超音波検査で肝臓の状態を評価します。脂肪肝には食事療法・運動療法・禁酒による生活習慣改善が基本です。ウイルス性肝炎が疑われる場合は専門的な検査・治療のために肝臓専門医への紹介も行います。
健診の異常・便潜血陽性
このような方はご相談ください
- 健診の便潜血検査が陽性だったが、大腸カメラをまだ受けていない
- 胃のレントゲン(バリウム)検査で異常を指摘されたが、胃カメラを受けていない
- 肝機能・膵酵素・腫瘍マーカーの異常を指摘されたが受診していない
- 腹部エコーで胆石・胆のう異常・肝臓の所見を指摘された
当院の対応
消化器疾患の多くは初期に自覚症状なく進行します。「要精密検査」の指示を受けたままにしていると、早期発見の機会を逃すことがあります。当院では内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)・腹部超音波まで一貫して対応します。高度医療機関への紹介状もお作りします。
3主な検査
症状・病状に応じて必要な検査をご提案します。消化器の専門的な内視鏡検査から、血液・画像検査まで幅広く対応しています。
※ すぐに判断が必要な項目は当日中に、より詳しい検査は外部検査センターへ依頼します。内視鏡検査は別途ご予約が必要です。結果が出次第、再診で詳しくご説明します。
4受診の流れ・持ち物
- WEB予約またはお電話 予約優先制です。WEB予約(24時間対応)またはお電話(0940-72-7000)でご予約ください。予約なしでも受診可能ですが、待ち時間が長くなる場合があります。
- 受付・問診票の記入 保険証・お薬手帳をご提示ください。初めての方は問診票をご記入いただきます。
- 問診・診察 症状・経過・既往症・内服中のお薬などを丁寧にお聞きし、必要な検査をご提案します。
- 検査(必要な場合) 採血・腹部エコー・レントゲンなどを実施します。内視鏡検査が必要な場合は、改めてご予約いただきます。
- 結果説明・治療方針のご相談 当日わかる検査結果はその場で、外注検査・内視鏡の病理結果は数日〜1週間後の再診でご説明します。治療方針はご本人と十分相談した上で決定します。
- 処方・次回受診のご案内 必要な処方箋をお渡しします。定期的な経過観察が必要な方には受診スケジュールをご提案します。
5よくある質問
予約なしでも受診できますか?
予約なしでも受診可能です。ただし予約優先制のため、混雑時は待ち時間が長くなる場合があります。WEB予約(24時間対応)またはお電話でご予約いただくとスムーズです。
胃カメラ・大腸カメラは当日受けられますか?
胃カメラは症状や体調によっては当日実施が可能な場合があります。大腸カメラは事前の前処置(下剤による腸の洗浄)が必要なため、原則として後日のご予約となります。まず外来で診察し、検査の必要性・スケジュールをご相談します。
検査結果はいつわかりますか?
院内で実施する血液・尿検査・エコーは当日中にご説明します。外部検査センターへ依頼する検査は数日〜1週間程度、内視鏡で採取した組織の病理結果は通常1〜2週間後に再診でご説明します。
胃カメラ・大腸カメラは苦しくないですか?
当院では鎮静剤(静脈麻酔)を使用した内視鏡検査に対応しており、うとうとした状態で検査を受けていただけます。鎮静剤を希望されない場合も対応可能です。苦手意識のある方もお気軽にご相談ください。なお、鎮静剤使用後は当日の車・バイクの運転ができません。
便潜血検査が陽性でした。どうすれば良いですか?
便潜血陽性は大腸の出血を示すサインです。大腸ポリープや大腸がんが原因となることがあるため、できるだけ早めに大腸カメラを受けることをお勧めします。「陽性が1回だけだから大丈夫」とは言えないため、放置せずにご受診ください。
他院からの紹介状は必要ですか?
紹介状がなくても受診できます。お持ちの場合はご持参いただくと、これまでの治療経過を把握した上でより適切な診療ができます。他院への紹介が必要な場合は、当院から診療情報提供書(紹介状)をお作りします。
内視鏡検査は保険適用になりますか?
症状がある場合(腹痛・胸やけ・血便・便潜血陽性など)は保険診療(3割負担)での内視鏡検査が可能です。症状のない健康診断目的の場合は自費診療となります。費用の目安については受診時にご確認ください。
※ 本ページの内容は日本消化器病学会などの主要学会ガイドラインと保険診療に基づき、患者さんの年齢・合併症・生活背景に合わせて調整します。監修:橋本内科・胃腸クリニック 院長
